森の旅亭 びえい(新築)

北海道の大自然をそのまま残しながら、自由な発想で和風数寄屋の湯宿を新築。

  • 数寄屋の意匠をイメージした露天風呂付き客室。

  • オリジナルデザインの座椅子をレイアウトした玄関ホール。

  • 北海道の大自然を背景にたたずむ玄関棟。

  • 玄関ホールから続く、幅3.6mの床の間にあるホール。

  • 離れの外回廊。かけ流し温泉の水路と小滝が奏でる水音が、非日常の「癒し」を演出。

  • 自然の中で入浴できる露天風呂付き客室。

豊かな自然林が覆う丘陵地にある敷地の高低差を利用し、切り妻屋根の平屋を段々状に、自然林に埋もれるように配置しました。
こうした建物の工夫によって、雄大な大自然に包まれた数寄屋造りの宿という印象を際立たせています。
さらに計5つの棟を階段状の渡り廊下「回廊」でつなげて、すべての部屋から自然林が見通せるようにしました。
大また、客室の設計テーマは、ダイナミックな自然を室内に招き入れること。窓を互い違いに分けて設けるといった工夫で、白樺やエゾマツ、トドマツなどが綾なす
風景を、絵のように室内に取り込んでいます。

Reform data

【新築】
17室
【収容人数】
65名
【延床面積】
1538m²
【施工期間】
1年
【建物種類】
旅館
【所在地】
北海道

担当デザイナーから一言

大自然の中に旅館を埋め込んだような、緑に包み込まれる設計としました。どの部屋からも、手つかずの自然林を見渡すことができます。