ホテルニュー東北(アプローチ、客室、廊下)

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  ファサードとエントランスのロビーには縦格子を使い、和モダンな味わいを表現しました。

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  ファサードには、縦格子の上下に間接照明を組み入れました。前面道路を歩くと、見る角度によって光のグラデーションが楽しめます。

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  エントランスからロビーにかけては、壁や天井の素材を統一することで利用者の入館をスムーズに、かつモダンな印象を与えるように工夫しました。

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  外国からの宿泊客も多いため、入口のサインを英文ロゴに変更してわかりやすくしました。

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  客室は、ベッドヘッドをなるべく薄くしてスペースを広く取り、ベッドメイクしやすいお部屋にしました。

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  サブエントランスは、ドアを透明ガラスにすることで開放性を持たせました。

ビジネスや一人旅、カップルや家族との思い出深い旅を、リーズナブルな料金で実現するホテルでありたい。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
そんなホテルの理想像を、時を超えて維持していくことを考えた改装です。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
とりわけ上野の繁華街の中にあって、下町らしい情緒や洗練されたモダンなたたずまいを大切にしました。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
例えば外壁には、かつて町屋で使われた「糸屋格子」と同様に、太い格子1本に対して細い格子3本を連続させ、 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
精緻なサイン計画とともにリズム感のある表情を演出しました。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
また、内と外は同じ仕上げになるようにアプローチ。表玄関から裏玄関への動線は、「通り庭」のように、 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
限られた空間にあっても上品な奥行きを生み出しています。

Reform data

【リフォーム箇所】

アプローチ、客室、廊下

【築年数】

40年

【リフォーム面積】

508m²

【施工期間】

約3ヶ月

【建物種類】

ホテル

【所在地】

東京都

担当デザイナーから一言

情緒ある下町のホテルとして、宿泊客のみなさまに「また来たい」と感じてほしい。初めて宿泊される方も、凛としたたたずまいでお迎えしたい。そんなオーナー様の強いご要望に対して、解決策をすべてお任せいただいたことに感謝しています。