排水管の洗浄でにおいを撃退!家庭で出来る対策とは

浴室や洗面所、キッチンの水回りから何か臭うような気がする…そんな経験はありませんか?原因がわからず困っている人も多いでしょう。なぜ排水管がにおいの原因となりやすいのか、その理由とにおいの解決方法をご紹介します。

01.水回りのにおいの原因

生活用水を下水管へ流していく排水管は、キッチンやトイレ、浴室などの水回りに使用されています。水回りはなぜにおいが発生しやすいのかその原因を見ていきましょう。

水回りのにおいの発生源は排水管からが多いようです

一般的な住宅には、水を使う場所には排水管が備わっています。主に、キッチンや浴室、洗面所や洗濯機の設置場所、トイレなどの水回りです。

同じ排水管でもそれぞれ目的に合わせて配置されており、排水管には主に3つの機能があります。

お風呂などで使った汚水を家の中で漏らすことなく外へと出す排水機能がその一つです。

また、使った水にはゴミや髪の毛などが含まれています。そういった異物を除去するフィルタリング機能が備わっています。

3つ目は異臭防止機能です。排水に含まれる汚れが放つ嫌な臭いをシャットアウトし、排水口から漏れないようにしてくれます。

排水口からのにおいの原因

排水口からのにおいは、排水トラップやゴミ受け、排水管の中にぬめりや汚れがこびりついていることが原因の場合が多いです。

洗濯機や浴室・洗面所の排水口では髪の毛や糸くず、石鹸カスや皮脂などが汚れの元となり異臭を放ってしまいます。キッチンの排水口では、調理や食器洗いの際に付着した食べカスや油汚れがにおいの原因となることが多いでしょう。

そして、排水トラップ内には封水と呼ばれる水が通常では溜めてあります。乾燥や長期の未使用で封水がなくなり、トラップ内が乾いてしまっているとにおいが発生することがあるのです。

封水は下水の嫌な臭いをシャットアウトし、虫が上がってくるのを防ぐ効果があります。封水がなくなることで下水の悪臭が下から上がってきて漏れてしまうのです。

長期間使わない場合も、時々は水を流しておくことが大事です。他にもにおいの原因としては排水管の破損や劣化が挙げられます。

排水溝よりも下からにおいが発生している場合です。排水管のつなぎ目のねじの緩みや破損により水漏れがしていると、そこからにおいも一緒に放出されています。

さらに床と排水管の境目に隙間ができている場合もにおいが漏れ出ます。隙間をふさぐ防臭ゴムに劣化、亀裂や排水管のズレ、接続部分の緩みなどが原因となります。

また、排水口以外の汚れがにおいの原因となる場合もあるのです。

浴室では浴槽や壁、床などの掃除をしていないと、皮脂汚れや石鹸カスがこびりついたままになってしまいます。さらに換気をしていないと湿気が溜まっているため、カビや雑菌が繁殖して悪臭を放つ場合があります。

洗濯機付近のにおいの場合、洗濯槽内にカビが発生している可能性もあります。またキッチンでは、生ゴミや雑菌の温床になりやすいふきん類からにおいを放っている可能性もあります。排水口付近のにおいの場合、他の可能性にも注意して原因を突き止めましょう。

02.排水管の構造

排水管の洗浄を行う上でその構造を知っておくことは大事です。排水管の構造は設置箇所によって違うので覚えておきましょう。

キッチンの排水口の構造

キッチンのシンクにある排水口はまず、排水口をふさぐフタが被さっています。その下にあるのが、食べかすなどを受ける排水バスケット、いわゆるゴミ受けです。

さらにその下は、下水の臭いや虫をふさぐ封水が張られています。キッチンで使われた水は、排水バスケットから封水に流れ混み、あふれ出た水が排水ホースを通って下水へと排出されていきます。

お風呂の排水口の構造

お風呂の排水口は隙間が大きめのフタで覆われています。これは子供の小さなおもちゃのパーツやお風呂用品が流れていかないようにするためです。

フタの下にあるのが、ヘアキャッチャーという髪の毛や小さなゴミをせき止める細かな穴の開いたフィルターです。その下にある封水が流れ出ないように、封水筒という筒状の管が差し込まれています。

お風呂の使った水はフタの隙間からヘアキャッチャーを通り、封水に流れ込み、あふれ出た封水が排水管を通って外へと排出される仕組みになっています。

洗面所の排水口の構造

洗面所の排水口には、排水口をふさぐための排水栓がついています。ゴムタイプもあれば排水栓とつながっているレバーを上下に動かすと排水と貯水ができるタイプもあります。

排水口の下には洗面台の下へとつながる排水管が設置されています。排水管は通常曲がりくねった構造です。

曲がった部分に水が溜まり、これが封水となって下水からの悪臭をシャットアウトすることができます。この構造が排水トラップです。

排水トラップにはS字やP字、U字、ドラム型などの種類があり形状も異なります。

03.排水菅のにおいの解決方法

排水管のにおいを解消するためには、日ごろからの掃除やメンテナンスが必要となります。正しい掃除方法やメンテナンスの仕方を実践してみましょう。

排水管周りの故障の場合

まず確認したいのは、排水管の周囲のパーツが緩んでいる可能性です。接続部分や床と排水管の境目にはめてあるゴムパッキンの劣化、破損によりにおいが漏れている場合も考えられます。

その場合には破損部位の交換、修理を行いましょう。修理には市販の防臭ゴムをはめ込む、隙間をパテや耐水性のある補修テープで埋めるという方法などがあります。

自分で出来る範囲の補修であれば良いのですが、原因がわからない場合や、それでもにおいが解消されない場合もあります。その際は自分で解決するのは難しいので、専門の業者に連絡をして確認してもらうことをおすすめします。

排水口周りの汚れが原因の場合

排水口周りの汚れはこまめに掃除をして汚れを除去することで、においも解消されます。排水口には皮脂などの酸性のと、石鹸カスなどのアルカリ性両方の汚れが付着しています。

酸性の汚れにはアルカリ性の重曹、アルカリ性の汚れには酸性のクエン酸を使って掃除するのが効果的です。まずは排水口についているゴミや髪の毛を除去しましょう。

重曹を排水口にまいてから、お湯200mlにクエン酸小さじ2杯を溶かしたものをその上から振りかけます。クエン酸と重曹が混ざり合うと二酸化炭素が発生して発砲してきます。

泡が出ている状態で30分程度そのまま放置してください。汚れが次第に浮き上がってきます。

その後、お湯でさっと汚れを洗い流します。まだ汚れが残っているようなら、スポンジや使い古した歯ブラシで擦り落としてから洗い流します。

排水管の中にこびりついた汚れを除去するには、市販のパイプクリーナーを使用すると、汚れが溶かされて落ちるのでおすすめです。

04.何をやっても排水口が臭い場合は?

自分で掃除やメンテナンスをしても、排水口のにおいが解消されない場合があります。そんな時は無理に自分で対処しようとせずに、プロのクリーニング業者に洗浄を依頼するのが効果的です。

プロの排水管クリーニングを依頼するのもおすすめです

プロの排水管クリーニングでは業務用の専用洗剤や道具・機器を使って、素人ではできない方法で汚れを丁寧に落としてくれます。排水口のパーツを分解して、細かなところまで徹底的に洗浄します。

パッキンなどのパーツや排水管に劣化や破損・故障が見られる場合でも、原因を探って突き止め、それぞれの原因にあった修繕方法で修理してくれるのでとても安心です。

排水管クリーニング業者は色々あり、サービスの内容や料金なども業者によって異なります。情報収集をして自分の希望に合う専門業者に一度クリーニングしてもらうことで、効果の高さを実感できるのでおすすめです。

ウチノコトサービス

排水管洗浄サービス

排水管クリーニング(3箇所パック)

上記商品は排水管クリーニングとセットでご注文ください。

  • 作業内容:キッチン・浴室・洗面所の排水管洗浄と排水トラップの分解洗浄
    (外まわりの排水枡の点検・洗浄付き)
  • キッチン・浴室・洗面所ともに 1ヵ所になります。
  • 作業目安時間: 2〜3時間(3ヵ所)/1名
ご注文の流れ
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注意事項

※排水管洗浄の作業特性上、洗浄ノズル(ホース)等が入れられない詰まり状況などは見積提示の上、対応させていただきます。
※建物配置や排水経路により、洗浄方法が異なる場合がございます。
※汚れ、においについて完全除去が難しい場合がございます。
※本サービスをご利用いただいた場合でも、お客様自身での日々のメンテナンスが必要です。
※お支払いについては提携会社より、別途ご案内いたします。
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